2017年8月4日から2017年8月30日までの27日間にJICA横浜3Fで参加型展示イベント『70oku⇄tsunagu(70億・つなぐ)』を開催します。

その関連セミナー『地域コミュニティ×つなぐ ~世界の知恵を日本のコミュニティに~』を8月13日(日)13:30から15:30までJICA横浜3階にて行います。

日本が途上国に支援するのではなく、日本の地域コミュニティと途上国の地域コミュニティが相互に学びあうことにより、社会が発展するのではないかとの取り組みが各地で行われています。

途上国経験を踏まえて日本の地域づくりを行っている事例をもとに、途上国と日本との学び合いについて考えます。

国際協力/交流に興味のある方、日本の地域づくり/まちづくりに興味のあるかたなど、ぜひお気軽にお越しください。

プログラム内容は、日本の地域での活動実績の豊富な米岡さんから、日本での地域コミュニティの活動の状況と課題をお話いただいたあと、ユニココ代表の若尾さんから海外経験をもとに日本で地域づくりを実践のお話しを、野毛坂グローカルの奥井から日本と途上国の街づくり・地域づくりの相違点と違いをお話したあと、国際協力機構(JICA)木全さんから、まとめのお話をさせていただく予定です。ゲストの方々のお話を聞くだけではなく来場者の皆様との意見・情報交換などの時間も多くとりたいと思います。

参加申込み、問い合わせは、このページに参加意志表示、あるいはhttp://ito-tsunagu.site/ から連絡をお願いします。

ゲストスピーカー:
米岡美智枝:
横浜市西区羽沢西部自治会長、一本松まちづくり協議会長、西区4地区社会福祉協議会会長など。
自治会長を19年、まちづくり協議会の会長・副会長として14年、地区社会福祉協議会長として13年にわたり、地域での街づくりに従事。

若尾健太郎 :
株式会社ユニココ代表。
青年海外協力隊経験後、日本の農村NPOにて3年間、農村振興・国際協力等に従事。
地元である東京都西東京市の町を盛り上げたいという思いのもと、株式会社ユニココを起業。「農のある暮らしづくり」をテーマに、畑を中心にしたコミュニティづくりを行う。その他、地方のNPO立ち上げやプロジェクトマネジメント等、地域づくり支援を行う。

木全洋一郎:
独立行政法人国際協力機構(JICA)産業開発・公共政策部ガバナンスグループ企画役。
タイ、タンザニアでコミュニティと協働する地方行政強化の技術支援に従事。
日本の地域づくりの経験と途上国のコミュニティ開発の親和性を見出し、双方をつなぐ取り組みもしている。
著書に「国境をこえた地域づくり」(新評論・共著)。

奥井利幸:
野毛坂グローカル代表。
青年海外協力隊経験後、国際協力機構(JICA)、開発コンサルタント会社勤務などを経て現職。
タイ、ミャンマーなどアジアを中心にコミュニティ開発/社会的弱者支援などを担当。
日本と途上国の学びあいによる地域コミュニティ作りを横浜・野毛山で実践している。

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『70oku⇄tsunagu』で伝えたいのは、人と人とのつながりです。
現代は人と人の直接的つながりが希薄になったといわれます。
また世界の出来事はインターネットやテレビを 通じて簡単にアクセスできるようになりましたが、自分自身とつながりの薄い地域での出来事は自分ごととして認識することができず、自分と他者との距離がますます離れてしまっているともいわれます。

そんな現代だからこそ、直接的な人と人のつながりの重要性は高まっており、NPO法人Connection of the Children(CoC)の行なっている「糸つなぎ」プロジェクトはまさに人と人のつながりを可視化させるものといえます。

今回はgallery fu(ギャラリー・フー)、野毛山グローカル およびCoCが、アーティスト加藤千晶 さんの協力をえて、いままで世界の人々が繋いで来た糸玉を使用した巨大なアート作品を来場者と一緒に作り出す、参加型展示会です。

来場者は、一人ひとりが新しく1本の糸をつなげていただき、つながりを体験いただくとともに、アート作品制作のお手伝いをいただくことになります。

様々な人びとの出会いが積み重なってできる人のつながりの作品、開場初日と最終日ではまた違った姿になっていることでしょう。

今年の夏休みはぜひJICA横浜で世界と繋がってみてください。
また展示期間中は様々なゲストを招いてのセミナー/ワークショップ型イベントも開催します。

【イベント詳細】

【セミナー/ワークショップ詳細】
1.障害当事者自身が世界の人々をつなぐ
8月19日 10:30-15:00
障害当事者(全盲)リソースパーソンによる障害者の開発協力参加をフィリピン・タイなどでの事例とともに紹介
メインゲスト:石田由香理(NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン)、青年海外協力隊員など

2.スポーツを通じて世界の人々をつなぐ
8月20日 13:30-15:30
スポーツを通じた国際交流・国際協力(仮題)
日タイラグビー交流のお話、ラグビーを通じた理解促進支援のお話、青年海外協力隊員(ラグビー)のお話など
メインゲスト:向山昌利(ラグビー元日本代表副キャプテン・流通経済大学准教授)青年海外協力隊員など

3.コミュニティの学び合いで世界の人々をつなぐ
8月13日 13:30-15:30
途上国への一方的な援助だけでなく、途上国との学び合いによるコミュニティ開発
メインゲスト:NGO(検討中)、リソースパーソン(検討中)、奥井利幸(野毛坂グローカル)など

4.『地球の歩き方』で世界の人々をつなぐ
8月26日 13:30-15:30
写真家兼地球の歩き方編集者、川田秀文さんが写真で語る青年海外協力隊員との関わりなど取材秘話 および青年海外協力隊員活動とのつながりのお話
メインゲスト:川田秀文(写真家・地球の歩き方(モンゴル/台湾/シルクロード/東アフリカなど)編集責任者 、青年海外協力隊員など

5.計画中
8月27日
内容計画中

■糸つなぎとは
CoCと出会った人が、1本20cmの糸を前の人の糸の先に結んで つなぐことによって、世界中の人のつながりを糸によって視覚化 します。糸をつなぐことで人種も宗教も国籍も貧富の差も問わ ず全ての人が糸という同じものでつながることを意識できる活動です。糸は平和、平等の象徴と言えます。

●特定非営利活動法人Connection of the Children(共催)
「すべての子どもが広い視野を持ち、誰もがやりたいことを実現できる社会」の実現を目指し、「旅」をベースとした教育プログラムや、国 際交流プログラム、糸つなぎプロジェクトを展開している。
http://coc-i.org/

●gallery fu(ギャラリー・フー)(共催)
JR 石川町駅から元町への裏路地を入った閑静な住宅地にあるコンクリートの 壁と木の温もりが調和するアート・ギャラリー。カフェも併設。 展示は若手アーティストの現代アートが中心で、大人から子どもまで楽しめる ワークショップも随時開催。
http://galleryfu.com/

●野毛山グローカル (共催)
野毛山のコミュニティスペースを拠点に「グローバル x ローカル = グローカル」をかかげ、日本の地域コミュニティ同士、あるい は日本の地域コミュニティと世界の地域コミュニティの学び合いを行なう市民団体です。
https://nogezaka-glocal.com/

●加藤千晶 / アーティスト
目には見えないが確かにある、人と人との繋がりをテーマに制作。
手法として糸を使用し、取材を元に1人で編む制作と、参加者を
募り交互に編み続けていく共同作業を行っている。編む行為と編まれた形に、人と人とを紡ぐ事を重ね合わせている。
【主な展示】
2013 年 五美術大学連合卒業•修了制作展 / 国立新美術館 / 六本木 Shanghai Joshibi Art Gallery Award ドローイング コンペティション / 上海 Continue Art Project 2013 / 新潟
「 プラスチックは自然素材だと思うんだ」Bruce Japan Code Color Museum / 千葉
2014 年 Coil,vol.5 定着と漂流 / ギャラリイ K / 銀座
分岐展 / 八戸ポータルミュージアム はっち / 青森
「 31,536,000 分の 1 の・いま」- Part 2 ‒ / ギャラリイ K / 銀座
2015 年 五美術大学連合卒業•終了制作展 / 国立新美術館 / 六本木 2016 年 日本コラージュ 2016 / ギャラリイ K / 銀座
2017 年 Kato Chiaki solo exhibition/ 相模原市橋本図書館 / 神奈川