野毛坂グローカルでは、いままで日本と途上国との学びあいを実施してきましたが、いままで計10回にわたり自治体幹部約400名(ほとんどが市長、町長など首長)を日本におよびして日本の高齢者福祉、障害者福祉の研修を行いました。

今年第4回の研修として、自治体幹部約50名が日本を訪問して研修を行います。
タマサート大学からチャノン准教授が同行します。

これだけ多くの外国の自治体の首長や幹部が一時に日本を訪問することは画期的ですし、それを野毛坂グローカルのような市民団体が行うことは多分日本で初めてのことではないかと思います。

講義によってはオブザーブ可能な部分もありますので、興味のあるかたは連絡をください。
また、タイの自治体幹部が大勢いらっしゃいますので、この機会に何らかの連携を希望する方があれば連絡ください。
(例:自治体幹部へのアンケートの実施など 広報パンフレットの配布 その他)


※よく勘違いされるのですが、本事業はJICAや日本の政府機関などの事業を野毛坂グローカルが受託しているものではありません。
 国際協力市民団体の野毛坂グローカルが、自主事業として、タイ内務省、タマサート大学と共同で実施するものです。

概要:

訪問先: 神奈川県横浜市 神奈川県湯河原町  ほか

第5回 訪問期間:2019年5月19日(日)から 23日(木)

内容: (スケジュール詳細は後述)
日本の福祉/福祉機器/地域高齢者ケアなどの講義(横浜)
特別養護老人ホーム ホームシーサイド湯河原(湯河原町)
神奈川県湯河原町の福祉の取り組み紹介、町長表敬

訪問者:タイの自治体幹部、タマサート大学、内務省 計約50名

実施の背景:
タイでは、地方分権化の方針のもと権限や財源の地方自治体への移譲をすすめています。高齢者福祉サービス・障害者福祉サービスに関しても地方自治体が地方福祉計画を策定のうえで主体的に住民のニーズに合致したサービスを実施することが望まれています。 一方でタイの自治体では中央省庁に比べてまだ十分に人材が育っておらず能力強化が急務となっています。 特に高齢化や社会経済状況の変化により、要介護高齢者の増大や介護予防・健康増進活動の必要性の増大、認知症対策など福祉分野の課題は大きい。 そのようななか、タイにおける自治体の監督省庁である内務省がタマサート大学・野毛坂グローカルの協力のもと、自治体の能力強化研修を実施するものでです。

実施機関:

・タイ内務省自治体能力開発センター
・タマサート大学社会事業学部
・野毛坂グローカル

スケジュール詳細:

5月18日 夜:バンコク発
5月19日 朝:東京着
富士山エリアに移動
5月20日 10:00-12:00 特別養護老人ホームシーサイド湯河原
神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜120-1
13:30-16:00   湯河原町役場
神奈川県足柄下郡湯河原町中央2-2-1
横浜に移動
5月21日 9:50 JICA横浜着
神奈川県横浜市中区新港2-3-1  4階かもめ
10:00-10:20 ウェルカム スピーチ JICA横浜  集合写真
10:20-10:50 日本の高齢者ケア概要・地域コミュニティ、日本とタイの比較
(奥井利幸:代表,野毛坂グローカル)
11:00-11:40   野毛山荘(老人福祉センター/デイケアセンター)の活動紹介
(飯島敏子:横浜市野毛山荘所長)
11:40-13:10 食事
13:10-13:30 アンケートの記入
13:30-14:30  日本の高齢者福祉 ・介護保険制度
(中村信太郎:社会保障分野国際協力専門員,国際協力機構(JICA))
14:40-15:10  地域コミュニティ活動の実例
(米岡美智枝:横浜市西区羽沢西部自治会長・一本松まちづくり協議会会長)
15:20-16:00   福祉機器・用具選定の基本
(渡辺長:帝京科学大学)
16:00-16:15 まとめ
終了後東京に移動
5月22日 10:00-11:00 福祉機器販売店見学 リハテックショップ新宿店
東京都新宿区高田馬場1丁31-16 守山ビル
午後はフリー
5月23日 午後:タイに向けて出発