アジアの高齢化、高齢者ケアの現状と今後の動向 ~タイを例として~

【大盛況で参加者が90名を超えました。原則として今回は申込みを終えさせていただきました。 なお、どうしても参加を希望される方は info@nogezaka-glocal.com までご相談ください。】

オンライン勉強会(zoom利用 パソコン、スマホ、タブレットなどで参加):

アジアでは非常に速い速度で高齢化が進んでいます。その中の先頭ランナーの一つがタイです。タイでは、国の直轄機関として地域コミュニティレベルにヘルスセンターが設立され、保健・医療・福祉全般にかかる保健ボランティアが組織化されて、地域保健・医療・福祉を担ってきました。2003年にはいわゆる「30バーツ医療制度」とよばれる、国民誰でも1回30バーツ(約100円強)で医療サービスを受けるシステムがスタート、途上国としてUHC(ユニバーサルヘルスカバレージ)を世界でも早期に実現しました。

さらに、健康増進、福祉や介護のニーズ増大にあわせて、上記ヘルスセンターはタンボン健康増進病院として機能追加され、高齢者ケアや介護の中心的役割をも担うようになってきました。ところが、「介護など福祉サービスの医療からの分離」「国から地方への分権」の流れの中で、地方自治体による高齢者ケア/介護への取り組みや、ケアマネジメント、介護保険の原型のようなシステム(介護基金)も本格的に運用開始され運用されつつあります。

まさに、いまタイの高齢者ケアシステムは様々な試行錯誤を行いながら激動のなか急速に変化しているところです。

また、他のアジアの低・中所得国でも急速な高齢化が進んでいます。それらに先駆けて試行錯誤を重ねるタイの経験は、今後ますます課題となる途上国での高齢者ケアのヒントになります。

今回は、タイでの高齢化対策への取組や今後の方向を、法律、制度から現場の実情まで幅広く、日本やタイの若手研究者や現地で高齢者ケア支援に取組む団体を中心にお話をうかがい、また参加者で双方向に情報、意見交換を行います。

アジアでの介護ビジネスに興味のある事業者、アジアの高齢者ケアに関心のある医療・福祉関係者から、研究者、学生、国際協力関係者など、幅広い方の参加を期待しています。

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage : UHC)とは、「全ての人が適切な予防、治療、リハビリ等の保健医療サービスを、支払い可能な費用で受けられる状態」を指します。タイではこの制度が導入されていこう、平均寿命の伸びが大きくなったといわれています。

定員:100名       

日時:2020年4月26日( 日)14:00-16:30 (日本時間)

参加料:無料   使用言語:日本語

申し込み方法: https://forms.gle/36Y8cN47YohQPUNq7  から申し込み

実施方法:ビデオ会議システム zoom利用 パソコン、スマホ、タブレットなどで参加
     (申し込まれた方には追って接続方法を連絡します)

主催:国際協力NGO 野毛坂グローカル 

日本と海外との学び合いを通じて日本/途上国双方に貢献することを目的とした国際協力/地方創生まづくり支援団体。高齢者支援関係では、タイの自治体首長らを対象とした高齢者・障害者福祉訪日研修の実施(計14回:800名の実績)やタイ政府機関(保健省/社会開発人間安全保障省/内務省)への技術協力(専門家派遣、研修員受け入れ)、タイの自治体と日本の自治体との協力/交流マッチング事業、日本の民間事業者向けへの海外進出コンサルティングをなどを実施。
 https://nogezaka-glocal.com/

プログラム

1.話題提供  25分
 ・タイにおける高齢者介護システムの現状と課題(他のアジア各国との比較も念頭に)
  三好友良 M.A. (国際社会開発)   HelpAge International アジア太平洋事務所
 
2.パネル: 各10分
 ・タイにおけるケアワーカー養成の現状と課題
  ナタデット シュムプラン,Ph.D(医療福祉経営学)  国際医療福祉大学医学部 助教

 ・タイにおける民間事業者による高齢者ケアサービス
  茂木啓介 医療法人 石井会石井病院 診療技術部部長

 ・国際協力機構(JICA)のタイにおける高齢化対策支援
  米田裕香,M.A.(障害と開発) 独立行政法人 国際協力機構(JICA) 専門家

・タイにおける公的機関による高齢者デイケアセンターの取り組み
  國谷昇平,M.M.(医科学) NPO法人 Rehab-Care for ASIA (ReCA) 代表者

 ・タイにおける地域保健医療福祉最前線のタンボン健康増進病院について
  ソパック スパグン,M.D.  慶應義塾大学医学部 博士課程

 ・タイにおける地域での高齢者政策と制度
  奥井利幸 国際協力NGO 野毛坂グローカル シニアコンサルタント

3.参加者による情報・意見交換 30分

司会/ファシリテーター :
・木村友美,Ph.D(公衆衛生)大阪大学 人間科学研究科・講師

アドバイザー      :
・河森正人 大阪大学人間科学部教授
  (タイの医療福祉制度改革:発展途上国研究奨励賞受賞 著者)
・渡辺長,Ph.D(人間科学) 帝京科学大学講師
【背景】
アジアでは非常に速い速度で高齢化が進んでいます。その中の先頭ランナーの一つがタイです。タイでは、国の直轄機関として地域コミュニティレベルにヘルスセンターが設立され、保健・医療・福祉全般にかかる保健ボランティアが組織化されて、地域保健・医療・福祉を担ってきました。2003年にはいわゆる「30バーツ医療制度」とよばれる、国民誰でも1回30バーツ(約100円強)で医療サービスを受けるシステムがスタート、途上国としてUHC(ユニバーサルヘルスカバレージ)を世界でも早期に実現しました。

さらに、健康増進、福祉や介護のニーズ増大にあわせて、上記ヘルスセンターはタンボン健康増進病院として機能追加され、高齢者ケアや介護の中心的役割をも担うようになってきました。ところが、「介護など福祉サービスの医療からの分離」「国から地方への分権」の流れの中で、地方自治体による高齢者ケア/介護への取り組みや、ケアマネジメント、介護保険の原型のようなシステム(介護基金)も本格的に運用開始され運用されつつあります。

まさに、いまタイの高齢者ケアシステムは様々な試行錯誤を行いながら激動のなか急速に変化しているところです。

また、他のアジアの低・中所得国でも急速な高齢化が進んでいます。それらに先駆けて試行錯誤を重ねるタイの経験は、今後ますます課題となる途上国での高齢者ケアのヒントになります。

今回は、タイでの高齢化対策への取組や今後の方向を、法律、制度から現場の実情まで幅広く、日本やタイの若手研究者や現地で高齢者ケア支援に取組む団体を中心にお話をうかがい、また参加者で双方向に情報、意見交換を行います。

アジアでの介護ビジネスに興味のある事業者、アジアの高齢者ケアに関心のある医療・福祉関係者から、研究者、学生、国際協力関係者など、幅広い方の参加を期待しています。
    

日時:2020年4月26日( 日)14:00-16:30 (日本時間)  
  
参加料:無料

申し込み方法: 
今回は申込みを終えさせていただきました。 
なお、どうしても参加したい方は info@nogezaka-glocal.com までご相談ください。 

実施方法:ビデオ会議システム zoom利用 
     パソコン、スマホ、タブレットなどで参加
   (申し込まれた方には追って接続方法を連絡します)

主催:国際協力NGO 野毛坂グローカル 

日本と海外との学び合いを通じて日本/途上国双方に貢献することを目的とした国際協力/地方創生まづくり支援団体。高齢者支援関係では、タイの自治体首長らを対象とした高齢者・障害者福祉訪日研修の実施(計14回:800名の実績)やタイ政府機関(保健省/社会開発人間安全保障省/内務省)への技術協力(専門家派遣、研修員受け入れ)、タイの自治体と日本の自治体との協力/交流マッチング事業、日本の民間事業者向けへの海外進出コンサルティングをなどを実施。 https://nogezaka-glocal.com/