「ごちゃまぜ社会」で誰もが幸せを目指すための障害者平等研修
~行政職員、行政関係者(公的施設職員など)、教員、学生を対象~

「公平」と「平等」何が違うと思いますか?
何が「差別」で何が「区別」と思いますか?
 
知識として「学ぶ」研修ではなく、「感じる」ためのワークショップです。
 
 
長時間の研修ですが、多分人生観が変わる時間になるかもしれません! おすすめです!

 

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『特別支援学級の児童を「邪魔だと思う人は手を挙げて」…小学教員、一緒の授業の場で』

という記事が2020年9月9日の新聞にありました。

騒ぐ特別支援学級の子どもを邪魔と思うかどうか、ある小学校教員がクラスの児童に対して問うたとのことです。また、自分のクラスの騒ぐ児童に「静かにしないと特別支援学級にいれるぞ」とも指導したとも書かれています。

 

障害者とはあなたにとってどういう人でしょうか?

邪魔な人なのでしょうか? お荷物でしょうか?

異なる国籍、異なる宗教、異なる習慣、、、、

「異なる価値観を受け入れる共生社会を目指しましょう」と総論では多くの人が賛成するのだと思います。でも、その人が、自分の生活に「迷惑をかける」「負担」をかける存在であれば、あなたは、受け入れることができますか????

との問いかけが、私達に突きつけられます。

でも、発想を転換したら、もしかしたら、一見して社会の負担、社会の迷惑と「みえる」人が、実は社会を良くしてくれる存在かもしれません。私達の生活を本当の意味で豊かにしてくれる存在かもしれません。

本当にそうなのでしょうか? 一緒に考えませんか?

国連では、すべての国連機関内でのインクルージョン(ごちゃまぜ社会)を実現するために、インクルーシブ戦略をたてて実施しています。

国連ESCAPではその一環として、国連職員向けに障害平等研修を10月に実施します。

国連ESCAP社会課題担当官の秋山愛子さんからその報告をいただき、その後、障害平等研修フォーラムの石川明代さんらにファシリテーターとなっていただき、「気づき」のためのワークショップを実施します。

この研修を受講することにより、世の中を見る目、人生が変わった人は多いですよ。

<実施概要>

日程:10月18日(日) 13:10〜16:30 

会場:ことぶき協働スペース(定員8名程度)+オンライン(定員20名程度)(横浜市中区寿町4-14、最寄り駅:JR石川町駅/横浜市営地下鉄 伊勢佐木長者町駅)

対象者:行政職員、行政関係者(公的施設/機関職員など)、教員、学生
 

参加費:無料

申し込み:https://forms.gle/F2CMesDVNpssXW1d9

主催:野毛坂グローカル
   https://nogezaka-glocal.com/

   横浜コミュニティデザイン・ラボ 
   https://yokohamalab.jp/

協力:一般社団法人 横浜すぱいす

   http://y-spice.com/
   バリアフリー社会人サークルcolors
   
https://www.facebook.com/BFC.Colors/
   ことぶき協働スペース
   https://kotobuki.space/

<プログラム>(敬称略)

13:10-13:20 はじめに〜開催趣旨・ことぶき協働スペースについて〜

・杉浦裕樹(横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事)

13:20-13:30 国連のインクルージョン戦略に基づく「障害平等研修」の実施報告

・秋山愛子(国連ESCAP 社会課題担当官)

13:30-16:30 障害平等研修

・ファシリテーター:石川明代、上野優一、川端舞、山口和宏、山口史里、志村裕子

 

<プロフィール>(敬称略)

〇杉浦裕樹
2003年にまちづくりの情報発信や学びの場づくりに取り組むNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボを設立し代表理事を務めている。ヨコハマ経済新聞編集長。2019年5月より横浜市健康福祉局との協働事業として「ことぶき協働スペース」を運営している。

〇秋山愛子 
国連ESCAP社会課題担当官、国連機関間障害者権利条約支援ネットワーク議長。
障害者権利条約の草案策定、SDGsや仙台防災枠組みに障害者など社会的弱者の視点を反映に取り組む。

〇北村克久
一般社団法人横浜すぱいす代表理事、小学校の恩師のお陰で「今の自分がある」と教師を目指す。横浜市の教員や行政にかかわり、手の届かないところにいる子どもや市民に気付き、 退職後、賛同していただける仲間と横浜すぱいすを設立し、横浜市民や子どものためにできることをできるときに取り組む。

〇石川明代
障害平等研修フォーラム認定Aランクファシリテーター、大田区障害者権利条例を作る会委員。
障害の有無に関わらず誰でも来られるバリアフリーイベントスペース『バリアフリー社会人サークルcolors』代表。
13年前の事故で頸椎損傷、脳幹血腫となる。現在は車椅子を使って生活する。

〇上野優一
障害平等研修認定Bファシリテーター、DET埼玉代表、元航空会社勤務、航空整備士。2009年に事故で頸髄損傷になる、肩から下が動かない四肢麻痺。現在、電動車椅子ユーザー。

〇川端舞
障害平等研修ファシリテータ。
生まれた時から運動障害と言語障害がある。小学校から高校まで普通学校・普通学級に通う。どんな障害があっても、普通学校に行けるようにしたいと思っている。現在はヘルパーの介助を受けて、一人暮らしをしている。

〇山口和宏
障害平等研修ファシリテータ、NPO法人国際障がい者活躍社会創造協会 代表理事。
訪問介護事業等を行いながら、日本で障がい者の自立ができる仕組みづくり。誰も暮らしやすいユニバーサル社会を実現するべく活動を続ける。

〇山口史里
障害平等研修ファシリテータ。米国大学・大学院に進学し、教育学博士を取得。現地の大学院でグローバル市民・多文化教育を教える。2015年に脳出血に倒れ、右片麻痺や失語症の後遺症が残る。現在、リハビリやボランティア活動に取り組んでいる。横浜出身。

〇志村裕子
障害平等研修ファシリテータ。
30年前に交通事故をおこし、脊髄損傷。完全麻痺のため車椅子にて生活。現在IT企業からの出向でスポーツイベントにおけるアクセシビリティをチェックする業務にたずさわっている。

【参考】
▽障害平等研修(Disability Equality Training:DET)とは
DETは障害者差別解消法を推進するための研修です。障害者の社会参加や多様性に基づいた共生社会を創ることを目的として、障害者自身がファシリテーターとなって進めるワークショップ型の研修です。対話を通じた「発見」を積み重ねていくなかで、差別や排除など、社会のなかにある様々な「障害」を見抜く力を獲得し、それらを解決していくための行動を形成します。
https://detforum.org/?page_id=829

▽障害平等研修フォーラムとは
2005年に任意団体として発足し、2014年7月にNPO法人として東京都に登録しました。DETの普及のため、DETに関する教材の開発や発行、ファシリテーターの養成やDETの実施を通してDETの普及を行っています。現在35か国に340名以上のDETファシリテーター会員がいます。日本においてはDETを専門とする唯一の団体です。
https://detforum.org/

▽『特別支援学級の児童を「邪魔だと思う人は手を挙げて」…小学教員、一緒の授業の場で』(読売新聞)
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20200909-OYTEW607084/

▽国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)について
1947年、国連アジア極東経済委員会(ECAFE)として設立、1974年にESCAPに名称変更。本部はバンコク(タイ)にある。国連経済社会理事会の地域委員会の一つ。アジア太平洋地域の経済、社会開発のための協力機関であり、域内外の経済関係を強化することを目的とする。アジア開発銀行、アジアハイウェープロジェクトに寄与するなど、地域の重要な基盤作りに貢献しているほか、障害者・高齢者対策の分野でも成果を挙げている。https://www8.cao.go.jp/shougai/asianpacific/escapsummary.html
https://www.unescap.org/

▽第4期横浜市障害者プラン(素案)について(横浜市)
第4期横浜市障害者プランの素案を作成し、パブリックコメントを実施中(10月15日締切)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/fukushi-kaigo/fukushi/plan/4th_plan.html

▽横浜市福祉のまちづくり推進指針(令和3年度~)(横浜市)
次期横浜市福祉のまちづくり推進指針 市民意見募集中(10月13日締切)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/fukushi-kaigo/fuku-machi/jorei/fukushi-machidukuri/shishinr3.html

 

※本研修の主催団体/協力団体はすべての活動はアクセシブルであることを目指しています。たとえば車椅子利用者、たとえば視覚障害者、たとえば外国人、たとえば聴覚障害者、人により参加へのバリアは異なって当然です。物理的なバリアフリーだけでなく、情報のバリア軽減(情報保障)も目指しています。お気軽に相談ください。

※本研修は、野毛坂グローカル・横浜コミュニティデザイン・ラボの協働で企画・運営をしています。横浜コミュニティデザイン・ラボ、YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス、横浜市の3者協定にもとづく#おたがいハマ プロジェクトのセミナーとして、冒頭の20分間のみネット配信をします。

配信:YouTube LIVE + Facebook LIVE

参加方法:ライブ映像は以下のページから視聴できます。

〇YouTubeライブ
https://www.youtube.com/watch?準備中

〇Facebookライブ
https://www.facebook.com/LOCALGOODYOKOHAMA/videos/準備中

〇#おたがいハマ トーク(LOCAL GOOD YOKOHAMA特設サイト)https://otagaihama.localgood.yokohama/talk/

パンフレット(PDF)