2023年9月3日から14日まで、タイにスタディツアーを行いました。

様々な大学の様々な学部の学生が、様々な課題/分野をマクロからミクロまで一緒に学びディスカッションしたことは私にとっても大きな学びでした。多くの人の協力でなりたったこのツアー、きっと何らかの形でそれぞれ社会に還元されるのだと信じています。いや、すでにいろんな人に学びと元気を与えてくれたのでしょう。
それぞれ多くの気付きがあったと思いますが、特にタイの課題から日本を学ぶことができると思いました。例えば、タイでのコミュニティでの保健医療資源は少ないのですが、最大化するための様々な工夫がありました。日本では、人口減少、経済縮小のなかで、保健医療資源も縮小しなければならないのだと思いますが、タイではそれをすでに実現しているともいえる気がします。また、スマートシティなど様々な取り組みがありました。様々なことを十分検討してから取り組みを開始する日本のやり方が必ずしも正しいとは言い切れないのではないかとのディスカッションもありました。

参加者:
石井花奈 日本大学 理工学部建築学科 2年
金澤伶  東京大学 教養学部教養学科国際関係論コース 3年
小林奈々子 早稲田大学 社会科学部社会科学科 3年
齋藤百花 早稲田大学 社会科学部 3年
服部 由季 南山大学 総合政策学部3年
田幡凪子 湘南医療大学 保健医療学科看護学部 2年生
中野美子 上智大学 文学部新聞学科 2年
古川志帆 神奈川大学 人間科学部人間科学科 2年
野田怜弥 横浜市立大学 4年 (部分参加)
松木詩葉 上智大学 法学部地球環境法学科3年 (部分参加)
桜井彩花 神奈川大学 人間科学部 2年 (部分参加)
石田実由     中央大学4年(部分参加)
田中かのん 東北大学大学2年(部分参加)
白石結莉  大阪大学大学院1年(部分参加)
尾前 未緒 国際協力機構(JICA)勤務(部分参加)

スケジュール:
9月3日(日) 17:00 成田発ZIPAIR(14:30成田空港集合)
       21:45 バンコク着 バンコク泊
9月4日(月)  国際協力機構(JICA )タイ事務所
         チュラロンコン大学政治学部(プラコン学部長)
        社会開発人間安全保障省(ラムルン局長)
                             NNA(THAILAND) (小堀編集長)
9月5日(火) 国連開発計画(UNDP)アジア太平洋地域事務所
       アジア太平洋障害者センター(APCD) 
      日本貿易振興機構(ジェトロ)バンコク事務所 
9月6日(水) バンコク→ラヨン移動(車) 
      タイのカンボジア人コミュニティ見学

9月7日(木) 地域の高齢者ケアプロジェクト/環境プロジェクト見学 
      ラヨン→パタヤ移動(車)

9月8日(金) パタヤ市立病院
      レデンプトリスト障害者技術専門学校
      パタヤ→バンコク スワンナプム空港移動(車)
      スワンナプム空港→チェンライ(航空機)
9月9日(土)  無農薬野菜栽培ファーム見学(Thai Cosmos Foods Co.,Ltd.)
       (堆肥つくり体験、自然ハーブティ試飲)
        午後:山岳民族の村に移動
   チェンライの村に宿泊
9月10日(日)少数民族の村見学(社会開発人間安全保障省案内
)  
       夕方:チェンライ→バンコク(航空機) バンコク泊
9月11日(月)オンヌットスラム/ゴミ収集所
       ミャンマー人コミュニティ
         午後:
パーソネルコンサルタントマンパワータイランド株式会社(小田原社長)
            意見交換会(国際労働財団関口タイ事務所長他)
                                 
9月12日(火)SMART&STRONG プロジェクト(下記)見学
9月13日(水)自由行動
9月14日(木)朝日新聞 アジア総局
         共同通信バンコク支局
       23:10バンコク発ZIPAIR 翌朝7:25 成田着

※SMART&STRONG プロジェクト
高齢化が進行する日本とタイの両国において、国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業のもと自治体やNGOが主体となり、地域コミュニティに根差した高齢者ケアの仕組みや活動を、多様な機関・団体によって構成されるネットワークを通して普及しています
http://smart-strong-project.org/

 


パタヤ市立病院の見学

ラヨン県のカンボジア人コミュニティの訪問

 

原則、毎朝、毎夕の打ち合わせを行いました

 


コミュニティ・ビジネス(養蚕と蜂蜜を使った石鹸など)

 

コミュニティでの環境プロジェクト:リユーズ、リサイクル、自然農法

 

 

タップマー市での高齢者クラブ活動への参加

 

タップマー市でのスマートシティへの取り組み

 

 
JICAタイ事務所

 

 

 

山岳民族の村の訪問

 

 

山岳民族の村での食事

 
タイコスモスの運営するオーガニック ビーガンレストランでの食事

 

南海医療福祉専門学校の学生とのオンラインでの意見交換会

チェンライのワットロンクン寺院

 

 

NNAタイランドの訪問
 

オーガニックファームでの堆肥づくり体験

 


パーソネルコンサルタント小田原社長による「タイの日系企業」講義

 

国際労働財団関口バンコク所長による移民労働者の講義

 


オンヌットのスラム訪問

 

 
ブンイトー市における、自治体ネットワークによるコミュニティベース高齢者ケアプロジェクト

   
朝日新聞、共同通信社の訪問


 
チュラロンコン大学政治学部(プラコン学部長)

社会開発人間安全保障省高齢者局長

 

 
ジェトロ バンコク事務所

  
アジア太平洋障害者センター(APCD)



タイ最大の重化学工業地帯、マタプット

 

 
国連開発計画(UNDP)

 


レデンプトリスト障害者技術専門学校

 

  
朝、托鉢のお坊さんにお布施もしました

 

最終日に空港で

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実施要項:

特徴: 
・政策レベルからコミュニティまで経験できます
・少人数でリアルな現地課題を学べます
・国際協力経験が深いスタッフが同行します
・比較的安価に参加いただけます

日程:9月3日から15日(朝東京着)
(現地参加、一部のみの参加可)

参加自己負担費用:
・航空賃 ZIPAIRの場合で65000円程度(東京発の場合、2023年5月15日現在)
・宿泊費用一泊一部屋4000円程度(他の人と同室であれば半額)
・海外旅行保険(4000円程度)
・タイ国内航空賃1万5000円程度(地方に行く場合)
・その他個人的費用
・日本国内の費用

野毛坂グローカル負担:
・食事(一緒に食べる場合)や市内交通費(車両借り上げ費用)


参加条件:
・野毛坂グローカルの広報としてお名前、学校などを公開可の人
・報告書を作成いただける人
・報告会、発表会への参加をいただける人
・未成年の場合は保護者の了承がいただける方
・原則24歳以下の学生(25歳以上の場合は原則費用負担をいただきます)

#事前にzoomなどで面談させていただき、趣旨に照らし合わせて野毛坂グローカルの判断でお断りすることもありますので予めご了承ください。
(その場合はお断りする理由の詳細は説明しません)

注:
スタディツアーとの名前がついていますが、旅行会社などが企画する「ツアー」ではありません。同行して行くものです。
参加者各自の個人旅行とになり、野毛坂グローカルは旅行の実施やトラブルに関する責任をもちません。
(野毛坂グローカルの道義的な責任はありトラブル時もできるかぎりサポートを実施)


 

問い合わせ・申し込み:
野毛坂グローカル
info@nogezaka-glocal.com