<アジアの高齢化に関心の方だけでなく、国際協力マネジメント手法に関心のある方のご参加をお待ちしています>
少子高齢化がすすむタイでは「タイ式高齢者ケアシステム」の構築を目指して様々な取り組みが模索されています。日本でも「制度外」の取り組みが重要となるなか、そこから学べることも多いかもしれません。
タイで実施中のJICA草の根技術協力「スマート&ストロング」プロジェクトは、『コミュニティにおける高齢化ケア』という当面の答えが異なる問い」を、多くの日タイの自治体や大学、NGOをネットワーク化し「学び合いによる相互の発展」を目指す『ユニークなマネジメント』を行うプロジェクトです。
【特徴】
・急速に進むタイの高齢化への対策
・日本とタイとの「対等な学びあい」による(タイへの貢献だけでなく)日本への貢献
・中央政府主導ではなく、日タイの自治体を中心とした多くの団体のネットワーク協力
(↑ 従来行われてきた「政府への協力」は政府から地域への普及が課題、 「地域への協力」は地域の取り組みを他地域への普及が課題であった。 本プロジェクトでは、ネットワーク全体で実施するので「実施=普及」が自然に成り立つ)
・中央政府や日本の予算投入は限定的であり「各自治体の予算」で実施
(↑ 外からお金をほとんど投入しないので、先行自治体の事例は他の自治体で無理なく実施可能(=普及が容易)です)
本勉強会では、タイの高齢化と保健医療/社会保障制度の概要やプロジェクトの説明のあと、普及事例やマネジメントについての考察を大阪経済大学沖浦文彦教授が発表されます。
アジアの高齢者に関心のあるかたのみならず、学び合いアプローチによる国際協力のマネジメントに関心のある方のご参加をお待ちしています。
参考:学び合いのマネジメントについて
急速に高齢化が進む中進国タイ 「学び合い」による国際協力の試み
朝日新聞デジタル withPlanet
https://www.asahi.com/withplanet/article/14981763
参考:プロジェクトウェブサイト
日タイの多機関ネットワークによるコミュニティベース統合型高齢者ケア プロジェクト
https://smart-strong-project.org/
日時:2025年1月7日(火) 18:30-20:00
会場:国際協力機構(JICA)市ヶ谷ビル
東京都新宿区市谷本村町10−5
JR/地下鉄 市ヶ谷駅徒歩10分
またはオンラインで
会場定員:20名
対象者:国際協力関係者、アジアの高齢者に関心のあるアカデミア、学生などどなたでも
参加費:無料
申し込み:https://forms.gle/St5fNFbXmfUtyKm2A
プログラム:
1.タイの高齢化と保健医療/社会保障制度概要
奥井利幸 野毛坂グローカル
2.タイにおける自治体ネットワークによる統合型高齢者ケアプロジェクトの概要
中村哲 湯河原町地域政策課副課長
3.高齢者ケア活動の普及事例分析 ~認知症カフェを例に~
鈴木知世 外務省国際協力局経済協力専門員
4.高齢化が進む中進国タイ「学び合い」による国際協力のマネジメント
沖浦文彦 大阪経済大学教授
5.質疑応答
司会/ファシリテーター:
片桐碧海 医師/東京科学大学博士課程
コメンテーター:
三好友良 東京大学博士課程/元在タイ日本大使館専門調査員
主催:野毛坂グローカル
後援:
神奈川県湯河原町
JICA横浜センター
※終了後会場参加の希望者で懇親会実施予定