野毛坂グローカル 代表の奥井利幸がJANIC理事に就任しました。
JANICは、「平和で公正で持続可能な世界の実現」に寄与することを目的として、約200の国際協力NGOが参加するネットワーク団体です。政府・国際機関・企業などとの対話や政策提言・啓発活動、またNGO間および他セクター(政府、自治体、企業など)との連携促進、さらにはNGOの組織力強化など、多岐にわたる活動を展開しています。
奥井利幸 あいさつ
国際協力の分野で市民セクターを第一線で牽引されているJANICの錚々たる皆さまの末席に加えていただくことになり、正直なところ、私自身が最も驚いております。
最近よく耳にする「◯◯ファースト」という言葉は、本来であれば社会的に脆弱な方々を守るために使われるべきものだと思いますが、近年では自己中心的、あるいは排他的な意味合いで用いられる場面も少なくありません。
また、国際協力の分野でも、ソーシャルビジネスが「ソーシャル」よりも「ビジネス」の側面で語られる傾向が強まっているように感じています。
そうした中で、私たち野毛坂グローカルは、小さな団体であるからこそ実現できる、小回りの利いた「尖った取り組み」を柔軟かつタイムリーに展開することを大切にしてきました。その姿勢をご評価いただき、今回のご推薦につながったのではないかと、勝手ながら推察しております。
JANICの理事という大役を前に、不安も大きく、正直なところかなり悩みましたが、お引き受けする決意をいたしました。微力ではありますが、誠心誠意努めてまいります。
最後に、JANICが掲げる憲章の一部をご紹介させていただきます。これらの理念は、私たち野毛坂グローカルの活動の根幹とも深く通じるものであると感じています。
-
人権の尊重と社会正義の実現
-
持続可能で包摂的な社会の構築
-
対等で公平なパートナーシップと主体性の尊重
-
市民社会組織としての自覚と責任
今後ともご指導・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。