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タイ国ブンイトー市における高齢者デイケア/デイサービスセンター設立プロジェクト

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タイでは、社会保障制度が未熟ななか急速な高齢化がすすみ、タイの地方自治体にはその対応が求められています。
タイの各自治体では、国家医療保障庁(National Health Security Office:NHSO)の予算を活用した在宅要介護者向け訪問介護システムの構築、高齢者の介護予防や健康増進を目的とした高齢者センターの設立などを行っています。一方で地域における高齢者のリハビリテーションなど医療サービスに関しては、通常は現状では自治体は取り組んでおらず、保健省のタンボン健康増進病院(ヘルスセンター)が担っていますが、殆どのタンボン健康増進病院では医師や理学療法士が常駐してないのが現状です。そのなか、地域において医療と福祉(高齢者ケア)の統合サービスを実施する試みがタイでありますが、いちはやく同市では医師や理学療法士の常駐する公立診療所を設立して医療・リハビリ・福祉・介護の統合サービスの実施を目指してきました。

今回、タイ国ブンイトー市では大都市ではなく(タイに数多くある)小規模な自治体としてははじめて本格的なデイケア/デイサービスセンターを設立します。同ディケアセンターでは、在宅の高齢者に対してリハビリテーションの実施、高齢者の生活の質を向上するための活動や健康増進介護予防、認知症の高齢者の居場所などの役割を果たします。
しかし同市には設立に関する十分なノウハウが無いことから、まちづくり野毛坂グローカルが全面的に協力を行います。
野毛坂グローカルはすでに2019年2月にブンイトー市と協力協定を締結していますが、今般タマサート大学が正式に枠組みに参加し、調印式を行います。

タマサート大学との覚書署名式

ブンイトー市との覚書署名式
参考:タイでは下記図に示すように、(そもそもサービスの質・量が少ないが)各関係機関がバラバラに高齢者サービスを提供しています。そのような状況のなか、首相を議長とする地方分権化推進委員会が設置され、急速に地方分権化がすすんでいます。高齢者ケアに関しても、数右端にあるように、地方自治体が総合的・統合的なサービスを実施することを目指しています
ブンイトー市では他の市に先駆けて、ブンイトー市立病院、ブンイトー市立高齢者センターを整備してきました。
  (両方の取り組みはすでにタイ国内では先進的な取り組みとして有名です)
背景:
世界中で急速に高齢化が進行しているが、特にタイの高齢化スピードは早く、2015年時点の高齢化率(タイ政府基準で60歳以上)は16%、2022年には20%を超えると予測されている(タイ・人間安全保障省資料2016)。1人あたりの医療費は2008年のUS$161.6から2013年にはUS$264.3へ増加(タイ保健省)し、今後もタイでは高齢化が進行するとともに医療費および介護費用も増加すると予想されている。高齢化対策はタイの国家課題として特に重要と位置づけられていおり、タイの第二次国家高齢者計画(2002~2020)では、高齢者のケアに関する責任は、第一義的には家族・地方自治体としており、地方自治体の役割・責任が明記されている。また、タイでの持続可能な成長を目指すために策定された国家ビジョン「Thailand4.0」では高齢化社会における高齢者の経済活動への貢献の必要性が示されている。 そのため、保健省、社会開発人間安全保障省、大学や研究機関などからの技術的支援のもと、自治体の高齢者福祉担当職員が高齢者の健康増進・介護予防・高齢者介護事業を実施しようとしているが、自治体では人員や技術者が圧倒的に不足しているのが現状である。かつ縦割り行政の中で、各機関間の連携は困難であり、むしろ外国の機関が介入することによりタイの各機関間の連携がしやすくなることも期待される。タイは途上国に先駆けて国民皆医療制度(UHC:Universal Health Coverage)が導入され、途上国の医療制度モデルとなっている国であり、現在は介護保険制度導入を念頭においた訪問介護への予算的措置もされつつあり、タイの高齢者福祉がどのようになっていくかは世界の注目を集めている。その点からも支援を行う意義は非常に大きいと思います。
野毛坂グローカルが本協力を行う理由:
野毛坂グローカルは、2016年11月設立の国際協力&日本の非営利まちづくりNGOです。設立者の奥井利幸は国際協力機構(JICA)専門家として長く高齢者・障害者など社会的弱者支援を長く行ってきました。その経験とネットワークを生かして、日本と途上国の学び合いを通じて、日本・途上国双方のまちづくりに取り組んでいます。高齢者ケアに関しては2017年より11回にわたりタマサート大学やタイ内務省と共同でタイの自治体幹部向けの日本での高齢者福祉研修を実施してきました。(別添4 参照)
本プロジェクトもその一環で、タイにおける高齢者福祉への協力を通じて、日本の地域での高齢者福祉への学びも目指しています。
協力内容:
野毛坂グローカル:
1) 日本での研修の実施
2) タイへの専門家派遣
3) その他助言、指導
4) 上記事業実施にかかる日本国内でのファンドレイジング活動
ブンイトー市:
1) 日本での研修時の航空賃・旅費・宿泊費の負担
2) タイへの専門家派遣時のタイ国内旅費・宿泊費・謝金の負担
3) 上記事業実施にかかるタイ国内でのファンドレイジング活動
タマサート大学:
1) 研修実施にかかる調整
2) タイ国内での研修の実施
協力期間: 3年間
別添:タイ国パトムタニ県ブンイトー市におけるディケアセンター プロジェクトについて概要
対象地: タイのパトムタニ県ブンイトー(Bueng Yitho)市
バンコクの北40km(車で1時間)、人口3万人程度
        市のホームページ(タイ語):https://www.buengyitho.go.th
(住民未登録の住民がさらに2万人程度:タイでは未登録は一般的)
住宅地と工業地が点在する比較的豊かなバンコク郊外型の自治体
ブンイトー市の高齢者サービス既存のリソース:
自治体立健康増進センター(診療所)
(タイでは「自治体立」はめずらしい意欲的な取り組み:通常はほとんどが国立)
市立運動促進センター、市立高齢者福祉センター3ヶ所など
(ブンイトー市立高齢者センターは、ユニークな取り組みでタイでも非常に有名)
ディケアセンタープロジェクトの概要:
建物: 3階建て1800平米(土地面積4800平米 2019年5月完成予定
会議室/セミナールーム,活動室,ベッド16,運動・リハビリ器具室など
場所:  Soi Suan Kularb School Canal 4  Moo 4、Buengyao、Thanyaburi、Pathum Thani,Thailand
(ブンイトー市立運動促進センター向かい)
https://goo.gl/maps/mCpCncZdRmB2
目的: 「在宅ケアを行ううえでのリハビリ機能」「認知症の人へのデイケア機能」など
(詳細は今後検討)
人員: 市職員およびボランティアを配置予定(市立診療所の医師や理学療法士も配置)
予算: 市予算および企業・民間からの寄付からなる財団を設立予定(タイの組織では一般的)
期待される協力内容:・マネジメント方法指導 ・理学療法や作業療法の指導・機器の選択、利用方法
背景:
世界中で急速に高齢化が進行しているが、特にタイの高齢化スピードは早く、2015年時点の高齢化率(タイ政府基準で60歳以上)は16%、2022年には20%を超えると予測されている(タイ・人間安全保障省資料2016)。1人あたりの医療費は2008年のUS$161.6から2013年にはUS$264.3へ増加(タイ保健省)し、今後もタイでは高齢化が進行するとともに医療費および介護費用も増加すると予想されている。高齢化対策はタイの国家課題として特に重要と位置づけられていおり、タイの第二次国家高齢者計画(2002~2020)では、高齢者のケアに関する責任は、第一義的には家族・地方自治体としており、地方自治体の役割・責任が明記されている。また、タイでの持続可能な成長を目指すために策定された国家ビジョン「Thailand4.0」では高齢化社会における高齢者の経済活動への貢献の必要性が示されている。 そのため、保健省、社会開発人間安全保障省、大学や研究機関などからの技術的支援のもと、自治体の高齢者福祉担当職員が高齢者の健康増進・介護予防・高齢者介護事業を実施しようとしているが、自治体では人員や技術者が圧倒的に不足しているのが現状である。かつ縦割り行政の中で、各機関間の連携は困難であり、むしろ外国の機関が介入することによりタイの各機関間の連携がしやすくなることも期待される。タイは途上国に先駆けて国民皆医療制度(UHC:Universal Health Coverage)が導入され、途上国の医療制度モデルとなっている国であり、現在は介護保険制度導入を念頭においた訪問介護への予算的措置もされつつあり、タイの高齢者福祉がどのようになっていくかは世界の注目を集めている。その点からも支援を行う意義は非常に大きい。
協力プロジェクト運営体制:
タイ側:ブンイトー市・タマサート大学・(医療科学部(理学療法)、看護学部、医学部も検討)
日本側:自治体(マネジメント)、野毛坂グローカル(理学療法分野・デイケア運営分野・福祉機器)
日本側の協力内容:
1)訪問しての技術指導 2)メール・電話での技術指導3)日本研修受け入れ など
ブンイトー市 位置図
     バンコクの北40km(車で1時間)

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