野毛坂グローカルでは、現在月に一度程度の頻度でタイに出張してい
「高齢者ケア」「多文化共生」「青少年活動促進」活動に関して現地自治体、省庁、NGO、大学などを訪問し、打ち合わせや調査を行います。同行いただくことによりスタディツアーでは体験できない経験ができると思います。
希望する学生は気軽に問い合わせください。
参加学生の感想:
国際教養大学 鈴木知世さん
私は春休み期間中に、野毛坂グローカルの奥井さんの出張に同行させていただいてタイの様々な地域をまわる経験をすることができました。
「タイの高齢化への取り組み」を軸に自治体や施設を訪問し、記録の作成やイベントの企画・運営・司会といった役割を果たすことが主な活動でしたが、それ以外にも、タイに暮らすミャンマー出身の方々のコミュニティやスラムを訪れたり、バンコクやサメット島の廃棄物収集地区に足を運んだりと、私自身がやってみたいと思うことも数多く反映していただき私の想いにも柔軟に対応していただきました。
また、良い意味で「余白」がたくさんある旅路で、1日に数個の予定を終えたあとに、町を歩き、村へ入っていき、偶然出会ったひとやものから、沢山の学びや気付きを受け取ることができました。
マングローブ林の開拓地を歩いている途中に泥沼にはまってしまうというようなハプニングもありましたが、その後地域の方々に助けられ、会話も生まれたことから、私にとっては尊い思い出となりました。 そして、奥井さんと移動時間などに語ったり議論したりするなかで、新たな視点から社会課題について考えるきっかけをいただきました。
スケジュールや金銭面など様々なハードルがあり、私自身も金銭面から参加できるかどうか迷いましたが、参加して良かったと思います。
同行した体験をもとにした寄稿記事
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大阪大学 松井音明さん
高齢者ケアの現場に足を運んだり、様々な打ち合わせに同席したりと、とても貴重な経験をさせて頂き、有意義な2週間でした。
高齢者ケアに関するコミュニティベースの取り組みや、プロジェクトを進めていく過程の一部を見ることができ、毎日学ぶことが沢山ありました。
言動からどのように意図を汲み取るかや、施設を訪問した際にどういった点に着目するかなど、奥井さんの長年の経験から学ばせて頂いたこともあり、とても興味深かったです。
また、打ち合わせの際に、野毛坂グローカルは「学び合い」を大切にしているということをよくおっしゃっていましたが、プロジェクトにおいてだけでなく、普段の人間関係などにおいても「学び合い」を大切にされていると感じ、その姿勢がとても印象に残っています。
そして、合間の時間に進路や働き方、社会課題などについてお話を伺えたことや、様々な経験やキャリアを持った方々とお会いできたことも、社会や自分自身についてより深く考えるきっかけとなりました。
また、クロントゥーイのスラム街に連れて行って頂いた際には、予想と同じような部分もあれば、少し違った部分もあり、実際に行ってみないとわからないことが沢山あると感じました。それから、今回のメインではないですが、私の中ではカンボジア人コミュニティ訪問がとても印象に残りました。
講義で聞いたりインターネットで調べたりして知るのと、実際に人々に会って様々な境遇や思いを聞くのとでは、感じる重みが全く違うということを知ることができました。
そして、外国人コミュニティや教育問題についてもさらに関心を持つきっかけになりました。